雪国でタイヤチェーンを使わない理由【2026年版】北海道民がスタッドレスとの違い・チェーン規制・必要な場面・種類別の選び方を徹底解説
「雪国の人はタイヤチェーンを使わないの?」「スタッドレスタイヤがあればチェーンは不要と聞いたが本当?」
「チェーン規制があると聞いたが、スタッドレスがあれば通行できるの?」「雪国に移住するが、チェーンは購入すべき?」
「チェーンとスタッドレスはどちらが雪道に強いの?」「チェーンが必要な場面はどんなとき?」
雪国のドライバーがタイヤチェーンをほとんど使わないことを不思議に思う方は少なくありません。
非雪国の方や雪国移住を考えている方にとって「雪道にはチェーンが必要では?」というイメージを持つのは自然なことです。
しかし北海道・東北・北陸などの雪国のドライバーの多くは「チェーンはほとんど使わない・持っていない人も多い」というのが実態です。
この記事では、北海道・札幌市で20年以上車を運転し、毎冬スタッドレスタイヤとチェーンの両方を経験してきた筆者が、雪国でチェーンを使わない理由・スタッドレスタイヤとチェーンの違い・チェーン規制の正しい理解・チェーンが本当に必要な場面・チェーンの種類と選び方を実体験と正確な知識をもとに徹底解説します。
「雪国のタイヤ事情の完全ガイド」として役立てていただける内容を目指しました。
結論:雪国のドライバーがチェーンを使わない最大の理由は「スタッドレスタイヤの普及」
最初に最も重要な結論をお伝えします。
雪国のドライバーがタイヤチェーンをほとんど使わない最大の理由は「スタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)が完全に普及しているから」です。
北海道・東北の雪国地域では、10月末〜11月上旬に全車がスタッドレスタイヤに交換します。スタッドレスタイヤは「雪道・アイスバーン(凍結路)での走行に特化して設計されたタイヤ」です。
日常的な雪道走行・アイスバーンへの対応はスタッドレスタイヤで十分であるため、チェーンを追加装着する必要性がほとんど発生しません。
「チェーンはスタッドレスタイヤが普及する前の時代の冬用タイヤ対策だった」という歴史的な経緯があります。
スタッドレスタイヤの性能が大幅に向上した現在、雪国ではチェーンは「特定の状況のための緊急用・補助用」という位置づけになっています。
スタッドレスタイヤとチェーンの違いを正確に理解する
「なぜスタッドレスタイヤがあればチェーンが不要なのか」を理解するために、両者の性能と特性の違いを正確に把握することが重要です。
スタッドレスタイヤの特性
スタッドレスタイヤは「雪道・アイスバーンでのグリップ力を最大化するために設計された冬用タイヤ」です。
- ゴムの柔軟性:
スタッドレスタイヤのゴム素材は低温(マイナス20〜30℃)でも硬化しにくい特殊配合になっている。
夏用タイヤは低温で硬化してグリップ力が著しく低下するが、スタッドレスタイヤは低温環境でも路面を掴む柔軟性を維持する。 - トレッドパターン(溝のデザイン):
スタッドレスタイヤの溝(サイプ)は非常に細かく、エッジが雪・氷に食い込むよう設計されている。
「100本以上の細かいサイプ」が雪・氷路面に接するエッジ数を増やしてグリップ力を高める。 - 吸水性能:
氷の表面には薄い水膜(融解水)が生じてタイヤが滑る原因になる。
高性能スタッドレスタイヤのゴムにはこの水膜を吸収・除去する特殊素材が配合されており、アイスバーンでの制動距離を短縮する。 - 全速度域での走行が可能:
スタッドレスタイヤは通常の道路走行から雪道・アイスバーンまで、すべての速度域で安定した走行ができる。
高速道路・一般道を問わず使用できる万能な冬用タイヤ。
タイヤチェーンの特性
タイヤチェーンは「タイヤに巻きつけることでグリップ力を補助する着脱式の補助装置」です。
- 圧雪・深雪での高いグリップ力:
金属製チェーンの「エッジ(角)が雪に食い込む力」はスタッドレスタイヤを上回る場合がある。
特に深雪・新雪の急坂でチェーンの食い込み力は有効。 - アイスバーンでは効果が限定的:
氷の上では金属チェーンが滑ることがある。
「チェーンがあれば凍結路も安全」という誤解は禁物。 - 速度制限がある:
金属チェーンは50km/h以下での使用が上限。
非金属(ゴム・布製)チェーンも多くが45〜50km/h以下での使用が推奨される。
高速道路・幹線道路での通常速度走行には適していない。 - 着脱が必要:
雪道に入る前に装着・雪のない道路に出たら外す必要がある。
装着・取り外しに時間がかかり、特に寒い・暗い・吹雪の中での作業は非常につらい。 - 乗り心地・騒音の問題:
金属チェーンは装着中の振動・騒音が大きく、長距離走行には適していない。
スタッドレスタイヤとチェーンの性能比較
- アイスバーン(凍結路):
スタッドレス◎ / チェーン△(滑りやすい) - 圧雪路(踏み固められた雪):
スタッドレス◎ / チェーン◎ - 深雪・新雪:
スタッドレス○ / チェーン◎ - シャーベット状の雪(湿った雪):
スタッドレス◎ / チェーン○ - 通常の乾いた路面:
スタッドレス◎ / チェーン×(使用不可) - 高速道路での走行:
スタッドレス◎ / チェーン×(速度制限50km/h以下)
この比較表からわかる通り、「雪国の日常的な冬道(アイスバーン・圧雪路)」ではスタッドレスタイヤの方がチェーンより圧倒的に使い勝手が良いことがわかります。
チェーンが優位なのは「深雪・新雪の急坂」という限定された状況です。
雪国の日常道路(除雪が行き届いた幹線道路・アイスバーンが多い市街地)での走行に最適な選択はスタッドレスタイヤです。
雪国でチェーンを使わない具体的な理由
「スタッドレスが優秀だから」という大原則に加えて、雪国でチェーンが使われない具体的な理由を整理します。
理由①:雪国のインフラは「チェーンが不要な環境」に整備されている
北海道・東北の主要道路は「チェーンがなくてもスタッドレスで走行できる状態を維持すること」を目的として整備されています。
- 除雪車の定期巡回:
国道・道道・市道の幹線道路は深夜から早朝にかけて除雪車が巡回する。
「朝起きたら道路の雪が除かれている」のが雪国の当たり前のインフラ。 - 凍結防止剤の散布:
融雪剤(塩化カルシウム・塩化ナトリウム)が凍結しやすい橋の上・交差点・急坂などに散布される。
路面の凍結を防ぐことでスタッドレスタイヤのグリップ力を活かせる路面状態を維持する。 - ロードヒーティング(融雪道路):
北海道の都市部(札幌市・旭川市等)の主要道路・歩道には地中に電熱線または温水管を埋設して路面の雪を融かす「ロードヒーティング」が設置されている。
ロードヒーティングが稼働している道路はアイスバーンになりにくく、スタッドレスタイヤがあれば安全に走行できる。
このような整備されたインフラのおかげで、雪国の日常走行でチェーンが必要になる場面は非常に少ないのです。
理由②:チェーンは着脱が大変で現実的でない
チェーンの着脱は慣れていても10〜20分程度かかります。慣れていない場合は30分以上かかることもあります。雪国の冬は毎日雪道を走ります。
「毎朝チェーンを装着して、雪のない道路に入るたびに外す」という作業を毎日繰り返すことは現実的ではありません。
気温マイナス10℃の早朝、暗い駐車場で手袋をしながらチェーンを装着する辛さは、体験した人でないとわからないものがあります。
「スタッドレスタイヤに交換さえすれば冬中チェーン着脱が不要」という利便性は、雪国の日常生活において非常に大きな価値があります。
理由③:チェーンはタイヤ・車体へのダメージが大きい
金属チェーンは使用中に以下のダメージが発生するリスクがあります。
- タイヤへのダメージ:
チェーンとタイヤが接触し続けることでタイヤの摩耗が進む。
チェーンのサイズが合っていないと特にダメージが大きい。 - ホイールアーチへのダメージ:
チェーンが外れた場合、ホイールアーチ(タイヤ周りのボディ)に激しく当たって破損することがある。 - 路面へのダメージ:
金属チェーンは舗装路面を傷つける。
このため多くの地域で「除雪された乾いた舗装路ではチェーンを外すこと」が推奨(義務)とされている。
理由④:スタッドレスタイヤの性能が飛躍的に向上した
現在のブリヂストン「ブリザックVRX3」・ヨコハマ「アイスガード7」・ダンロップ「ウィンターマックス03」などの最新スタッドレスタイヤは、10〜20年前の旧型スタッドレスタイヤと比べて「アイスブレーキング性能(制動距離)」が大幅に向上しています。
メーカーの公表データによると、最新世代のブリザックは旧世代比で制動距離を10〜20%短縮しています。
「スタッドレスタイヤだけで安全に雪道・アイスバーンを走れる」という実績が積み重なった結果、雪国でチェーンを使う必要性がさらに低下しました。
チェーン規制とは何か:スタッドレスタイヤがあれば通行できる?
「チェーン規制」という言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。チェーン規制の正確な内容と「スタッドレスタイヤとの関係」を正しく理解することは重要です。
チェーン規制の定義
チェーン規制とは、国土交通省が2018年12月から導入した「タイヤチェーンを装着していない車は通行できない」という道路規制です。
大雪特別警報・大雪に対する緊急発表が行われるような「著しく視界が悪い・道路に大量の雪が積もっている」状況の特定区間に適用されます。
チェーン規制が発令されたらスタッドレスタイヤのみでは通行できない
ここが最も重要なポイントです。「チェーン規制が発令されていてもスタッドレスタイヤがあれば通れるのでは?」という誤解が非常に多くあります。
2018年の法令改正以降、チェーン規制が発令された指定区間では、スタッドレスタイヤを装着した車であっても、チェーンを装着していなければ通行できません。
チェーン規制は「夏用タイヤ(ノーマルタイヤ)の走行禁止」ではなく、「すべての車にチェーン装着を義務付ける」規制です。
チェーン未装着のまま規制区間を走行した場合は、道路法に基づく罰則(6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金)が科される可能性があります。
ただし、チェーン規制が発令されるのは大雪特別警報・大雪に対する緊急発表があった場合の特定区間に限られており、冬シーズン中に常時発令されているものではありません。
北海道・東北の日常的な市街地走行でこの規制が発令されることは稀ですが、山岳道路・峠越えルートを走行する場合は事前に規制情報を確認する習慣が重要です。
チェーン規制が適用されやすい場所
- 急峻な山岳道路・峠越えの区間(東北・北陸の山越えルート等)
- 暴風雪による大規模な路面積雪が発生した高速道路の特定区間
- 北海道・東北の幹線国道の一部区間
北海道の市街地・主要幹線道路で日常的にチェーン規制が発令されることは稀です。
「北海道・東北の日常的な市街地走行ではスタッドレスタイヤで問題なく走行できる」という実態は変わりませんが、山岳地帯・峠道を走行する際はチェーンを携行しておくことが賢明です。
チェーンが本当に必要な場面
「雪国ではチェーンをほとんど使わない」という事実を伝えた上で、「チェーンが本当に役立つ・必要な場面」も正直にお伝えします。
場面①:スキー場・山岳道路へのアクセス
スキー場へのアクセス道路・山岳道路の急坂区間では、チェーンの食い込み力が特に有効です。急勾配の圧雪斜面では、スタッドレスタイヤのグリップ力だけでは登坂が困難になることがあります。
「スキー場・山岳地帯への冬のドライブでは念のためチェーンを携行する」という北海道のドライバーもいます。
場面②:豪雪地帯での大雪直後の走行
除雪が追いついていない深雪(30〜50cm以上の新雪)の道路では、スタッドレスタイヤだけではタイヤが雪に埋まってスタック(立ち往生)するリスクがあります。
チェーンの食い込み力は深雪での脱出・前進に有効です。ただし「除雪が行き届いた雪国の幹線道路」でこの状況が発生することは稀です。
場面③:スタッドレスタイヤの摩耗が進んでいる場合
スタッドレスタイヤは「使用限界(プラットフォーム)」というサインがあります。タイヤ側面の三角マーク(▲)が示す溝の深さまで摩耗すると、冬用タイヤとしての性能が大幅に低下します。
「プラットフォームに達したスタッドレスタイヤ」での走行は非常に危険です。
もしスタッドレスタイヤが摩耗していることに冬の途中で気づいた場合、緊急用としてチェーンを携行することで最悪のスタック・事故リスクを軽減できます。
場面④:雪国を初めて訪れる非雪国のドライバー
本州からレンタカー・自家用車で北海道・東北に冬に訪れる場合、レンタカーにスタッドレスタイヤが装着されているか事前確認が必須です。
スタッドレスタイヤが装着されている前提でも「不慣れな雪道走行」のリスクがあるため、チェーンを念のため携行することで安心感が高まります。
チェーンの種類と選び方:いざというときのために知っておく
「チェーンを使う機会は少ないが、いざというときのために選び方を知っておきたい」という方のために、チェーンの種類と選び方を解説します。
種類①:金属製チェーン(ケーブル型・ラダー型)
- ラダー型(はしご型):
タイヤの円周方向に金属バーが並んだはしご状のデザイン。
縦方向(加速・制動)のグリップ力が高い。
価格が比較的安価(5,000〜15,000円程度)。
装着に慣れが必要で、横方向のグリップは弱い。 - 亀甲型(ダイヤ型):
金属リンクが六角形・ダイヤ形に連なったデザイン。
縦横両方向のグリップ力がバランスよく高い。
乗り心地がラダー型より良い。
価格は15,000〜30,000円程度。 - ケーブル型:
金属ワイヤーを組み合わせた細いチェーン。
コンパクトに収納でき、着脱が比較的容易。
価格10,000〜20,000円程度。
種類②:非金属チェーン(ゴム・樹脂製)
- ゴム製チェーン(オートソック・バイアスロン等):
タイヤカバー状のゴム製品をタイヤに被せるタイプ。
着脱が非常に簡単(3〜5分程度)。
騒音・振動が少なく乗り心地が金属製より良好。
ただし耐久性は金属製に劣る。
価格15,000〜30,000円程度。
「使用頻度が少なく緊急用として使いたい」雪国ドライバーに適している。 - 布製チェーン(オートソック等):
タイヤに被せる布製カバータイプ。
コンパクトに収納でき、緊急用として車に常備しやすい。
耐久性は低く「1〜2回の緊急使用」が目安。
価格5,000〜10,000円程度。
チェーンのサイズの選び方
- タイヤサイズを確認する:
タイヤのサイドウォール(側面)に「215/60R16」のような形式でサイズが表記されている。
「215」が幅(mm)・「60」が扁平率・「R16」がタイヤ内径(ホイールインチ数)。 - 適合チェーンを検索する:
オートバックス・イエローハット・コーナンなどカー用品店のサイトでタイヤサイズを入力して適合チェーンを検索できる。
必ずタイヤサイズと適合確認を行ってから購入する。 - 前輪か後輪か:
チェーンは「駆動輪(前輪または後輪)」に装着する。
FF車(前輪駆動)は前輪に・FR車(後輪駆動)は後輪に装着する。
4WD車は基本的に前輪への装着が推奨される。
北海道在住20年の筆者が語る:チェーンとスタッドレスタイヤの実体験
筆者自身の雪国20年間のタイヤ事情のリアルをお伝えします。
移住当初:チェーンを持っていたが使わなかった
北海道に移住した最初の冬、「雪国に住むのだからチェーンが必要だろう」と思い、金属チェーンを購入して車に積んでいました。
しかし実際にはスタッドレスタイヤを装着してから冬が終わるまで、チェーンを取り出す機会は一度もありませんでした。
「チェーンを使う必要が全くない」という雪国の日常を体験して初めて、スタッドレスタイヤの優秀さを実感しました。
スキー場へのアクセスでチェーンが必要になった経験
移住から5年後、ニセコのスキー場へドライブした際、山岳道路の急坂でスタッドレスタイヤだけでは前に進めなくなった経験があります。そのときチェーンを装着することで無事に坂を上れました。
「スタッドレスタイヤで十分な市街地・幹線道路」と「チェーンが必要な山岳急坂」は全く別物だということを体験しました。
この経験以来、冬のスキー場ドライブの際は「スタッドレスタイヤ+チェーン携行」を実践しています。
スタッドレスタイヤのブランド選びの重要性
雪国に移住して気づいたことのひとつが「スタッドレスタイヤのブランド・グレードの差が大きい」という事実です。
安価なスタッドレスタイヤと、ブリヂストン「ブリザックVRX3」のような最上位グレードでは、アイスバーンでの制動距離に明確な差があります。
「スタッドレスタイヤはケチってはいけない」というのが雪国20年間の正直な結論です。
高品質なスタッドレスタイヤへの投資は、「チェーンを使う必要性をさらに下げる」という意味でも合理的です。
雪国でチェーンを携行するべきか:筆者の結論
「雪国に住む・訪れる場合、チェーンは準備すべきか」という最終的な判断を整理します。
北海道・東北の市街地・平地生活者の場合
スタッドレスタイヤを適切に装着・管理していれば、市街地の日常走行においてチェーンは「必須ではない」という判断が現実的です。
ただし「緊急用として布製またはゴム製の軽量チェーンを車のトランクに常備しておく」という保険的な準備は合理的です。
使う機会は稀ですが「あって困るものではない」という位置づけです。
山岳地帯・スキー場へよく行く方の場合
冬季に定期的にスキー場・山岳道路を走行する方は「スタッドレスタイヤ+チェーン携行」の組み合わせを強くおすすめします。
山岳急坂での深雪スタックや、チェーン規制発令時の通行のためにチェーンが役立つ可能性が高い環境です。
雪国を冬に訪れる非雪国のドライバーの場合
レンタカーを利用する場合はスタッドレスタイヤ装着の確認が最優先です。
大手レンタカー会社(トヨタレンタカー・ニッポンレンタカー・タイムズカー等)では冬期の北海道・東北では標準でスタッドレスタイヤを装着しているケースがほとんどです。
山岳地帯・スキーリゾートへのドライブを計画している場合は「チェーンの追加レンタル」を検討することで安心感が増します。
まとめ:雪国でチェーンを使わない理由と正しい冬タイヤ対策
この記事で解説した内容を最終的に整理します。
雪国でチェーンをほとんど使わない理由:
- スタッドレスタイヤが雪道・アイスバーンを走るために最適化されており、チェーンより使いやすく日常走行に適しているため
- 雪国のインフラ(除雪・融雪剤・ロードヒーティング)がスタッドレスタイヤで安全走行できる道路状態を維持しているため
- チェーンの着脱の手間・速度制限・路面へのダメージが日常使用に適していないため
チェーン規制に関する正しい理解:
- 2018年の法令改正以降、チェーン規制発令時はスタッドレスタイヤ装着車であってもチェーン装着が義務となる
- チェーン規制は大雪特別警報・大雪に対する緊急発表があった場合の特定区間に限定されており、常時発令されるものではない
- 山岳道路・峠越えを走行する場合は事前に規制情報を確認する
チェーンが本当に役立つ場面:
- スキー場・山岳道路の急坂・深雪区間
- 除雪が追いついていない大雪直後の走行
- スタッドレスタイヤが摩耗している緊急時
雪国の冬タイヤの基本原則:
- 10月末〜11月上旬(北海道)にスタッドレスタイヤに交換する
- ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップの上位グレードを選ぶ
- スタッドレスタイヤのプラットフォームを定期確認して摩耗前に交換する
- 山岳ドライブ・スキー場訪問時には念のためチェーンを携行する
「スタッドレスタイヤを正しく選び、適切に管理する」ことが、雪国の冬の安全なドライブの大原則です。
チェーンは「スタッドレスタイヤを補助する緊急・特殊用途のアイテム」として位置づけ、必要に応じて携行する準備をしておく姿勢が、雪国のドライバーとして最も賢明な選択です。
この記事が「雪国のタイヤ事情の完全ガイド」として役立てば幸いです。

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