北海道の停電対策完全ガイド【2026年版】冬の暖房確保・必需品リスト・ブラックアウトの教訓・ポータブル電源選びまで北海道在住30年の筆者が徹底解説
こんにちは、雪国びよりのからすです。今回は停電についてお話ししたいと思っています。まだ記憶に新しい2018年の北海道胆振東部地震。
私も寝室にて妻と二人で寝ている最中でした。飛び起きた私はすぐにセイコーマートへと駆け込み、食べ物と飲み物を買い込みました。もっと備えておけばよかったと思っています。
皆さまの周りでもこのような声はありませんでしたでしょうか?
「北海道で停電が起きたらどうすればいい?」「冬に停電したら暖房が使えなくなる・どうやって暖を取ればいい?」
「北海道の停電対策に必要なものを知りたい」「2018年の北海道ブラックアウトから学べることは何か?」
「ポータブル電源は北海道の停電対策に本当に役立つ?」「水道管凍結・食料備蓄・灯油の備え方が分からない」
「マンション・一戸建てで停電対策に違いはある?」「停電が長引いた場合・数日間どうやって生活すればいい?」
北海道の停電、特に冬の停電は「本州の停電とは比べものにならないほど命に直結する問題」です。
冬にマイナス10℃・マイナス20℃の環境で暖房が止まれば低体温症・凍死という最悪の事態につながりかねません。
2018年9月の北海道胆振東部地震によるブラックアウト(北海道全域停電)は北海道のすべての家庭・事業者に「停電対策の重要性」を痛感させた歴史的な出来事でした。
あの経験から約8年が経過した今も「しっかり備えができている」と言い切れる家庭はまだ多くないのが現実です。
そこでこの記事では、北海道・札幌市で30年以上生活し2018年のブラックアウトを実際に体験した筆者が、北海道の停電対策の全貌・冬の暖房確保・停電対策に必要な備蓄リスト・ポータブル電源の選び方・水道管凍結対策・食料備蓄・太陽光・蓄電池の活用・停電中の正しい行動を実体験と最新データをもとに徹底解説します。
「北海道の停電対策の完全ガイド」として家族全員で読んでほしい内容です。
北海道の停電の現実:なぜ本州より深刻なのか
「北海道で停電が発生するとなぜ本州より深刻な事態になるのか」を北海道の気候・暖房システム・インフラの観点から解説します。
理由①:冬の停電=暖房喪失=命の危機
「北海道の冬の停電で最も怖いのは暗さでもスマホが使えないことでもない」という事実があります。
最も怖いのは「暖房が止まること」です。
「北海道の冬、特に1月〜2月は室外気温がマイナス10〜20℃に達する」という環境で暖房が止まれば室温は急速に低下します。
「断熱性能が高い現代の住宅でも暖房なしでは数時間〜半日で室温が氷点下近くまで下がる可能性がある」という現実があります。
「特に高齢者・乳幼児・持病のある方は低体温症・心血管疾患の悪化リスクが高い」ため、暖房の確保は文字通り生死に関わる問題です。
理由②:北海道の暖房システムは電気に依存している
「北海道で広く普及している灯油ボイラー式セントラルヒーティングやFF式石油ストーブは電気がなければ動かない」という重大な弱点があります。
「灯油ストーブは灯油で動くから停電でも使える」と思っている方が多いですが「FF式石油ストーブはファン・点火装置・温度調節に電気を使うため、停電と同時に止まる」という現実があります。
「セントラルヒーティングのボイラーは電気で制御されているため停電すると暖房と給湯が同時に止まる」という問題があります。
「電気不要で動く暖房器具(対流式石油ストーブ・カセットガスストーブ等)を別途備えることが北海道の停電対策の最重要課題」です。
理由③:2018年北海道ブラックアウトの教訓
2018年9月6日午前3時8分に北海道胆振東部地震(震度7)が発生しました。
この地震により「北海道全域およそ295万戸が一斉に停電するブラックアウト」という前代未聞の事態が発生しました。
「北海道電力の苫東厚真発電所(当時の最大供給力の約半分を担っていた)が緊急停止したことで電力系統のバランスが崩れて北海道全域の停電につながった」というメカニズムでした。
「停電は最長で2〜3日続いた地域もあり、冷蔵庫内の食品の廃棄・暖房停止・スマートフォン充電切れ・現金不足(ATM停止)・ガソリンスタンドの給油不能」など生活のあらゆる面に深刻な影響が出ました。
「ブラックアウトから得た最大の教訓は「北海道の電力供給は一つの発電所に過度に依存するリスクがある」という脆弱性の認識」です。
「この教訓を活かした各家庭の停電対策の徹底」が次の大規模災害への最大の備えとなります。
北海道の停電の主な原因:何が停電を引き起こすのか
「北海道の停電の主な原因」を理解することで、より実践的な対策を立てることができます。
- 地震:
北海道は「胆振・十勝・釧路・根室」など複数の活断層・海溝型地震の発生リスクが高いエリア
2018年胆振東部地震のようなブラックアウトが再度発生するリスクは排除できない - 暴風雪・大雪:
北海道の冬の暴風雪は送電線への着雪・倒木・鉄塔倒壊による停電を引き起こす
日高地方・後志地方・留萌地方では毎年のように大雪・暴風雪による大規模停電が発生している - 台風・暴風:
夏〜秋の台風は強風による送電線・電柱への被害を引き起こす
2016年の台風10号では北海道各地で大規模停電が発生した - 落雷:
夏の雷シーズンに落雷による短時間停電・機器への過電流ダメージが発生する - 計画停電:
電力需給バランスの悪化(猛暑・厳冬による電力需要急増・発電所トラブル)時に計画停電が実施される可能性がある
2026年も電力供給の不安定さが懸念されているという状況がある(防災ベーシック:bousai-base.com)
北海道の停電対策:最優先の「暖房確保」
「北海道の停電対策で最初に解決すべき最重要課題は暖房の確保」です。「電気がなくても使える暖房器具を必ず1台以上備える」ことが北海道在住者の最低限の停電対策です。
電気不要の暖房器具①:対流式石油ストーブ(電源不要タイプ)
対流式石油ストーブ(トヨトミ・アラジン・コロナ等の電源不要タイプ)」は停電中でも使える最も信頼性の高い暖房器具のひとつです。
- メリット:
電源不要・マッチまたはライターで点火できる
輻射熱・対流熱で部屋全体を暖める
天板でお湯・簡単な調理もできるという防災上の多機能性 - デメリット:
燃焼ガスが室内に出るため・換気が必要(一酸化炭素中毒予防)
FF式に比べて暖房効率がやや低い - 推奨モデルの選び方:
木造20畳・コンクリート28畳程度を暖められる火力があるモデルを選ぶ
タンク容量が大きい(4.9〜7.2L程度)モデルは給油頻度が少なくなる
防災・停電対策のポータブル電源・暖房器具の詳しい選び方については防災専門サイト「防災ベーシック(bousai-base.com)」の冬の停電対策記事も参考になります。
電気不要の暖房器具②:カセットガスストーブ
「カセットガスストーブ(イワタニ・カセットガスを燃料とするポータブルガスストーブ)」はコンパクトに備蓄できる・手軽に使えるバックアップ暖房器具として北海道在住者の間で急速に普及しています。
- メリット:
カセットガスを備蓄しておくだけで・いつでも使える
コンパクト・軽量で持ち運び・備蓄場所に困らない
北海道の極寒でカセットガスが気化しにくい問題は・低温対応ガスカートリッジを使用することで改善できる - デメリット:
燃焼時間はカセットガス1本あたり約2〜3時間程度(機種・火力による)」のため・長期停電には多くのカセットガスが必要
換気が必要 - 備蓄の目安:
カセットガスは最低6〜12本を常時備蓄することが防災専門家の推奨水準
1週間程度の停電に対応するには・12〜24本程度が目安
停電中の暖房確保:体温維持グッズの準備
暖房器具だけでなく・体温を直接維持するグッズも必須の備えです。
- マイナス10℃対応の寝袋:
コンフォート温度がマイナス10℃以下の寝袋を家族人数分備える
就寝中の暖房が止まっても・寝袋の中では体温を維持できる - 毛布(2枚以上):
アルミ蒸着のエマージェンシーシート+ウール毛布の組み合わせは体温保持効果が高い - 使い捨てカイロ:
貼るカイロ・握るカイロを大量備蓄する
特に高齢者・子どもへの体温補助として非常に重要 - 室内用ダウンジャケット・厚手の防寒着:
室内で着られる防寒性の高いダウンジャケット・フリースウェアを家族全員分備える
北海道の停電対策:電力の確保
停電中の電力確保はスマートフォンの充電・情報収集・照明・医療機器の維持に欠かせません。
ポータブル電源:北海道の停電対策の「電力の柱」
「ポータブル電源(大容量バッテリー)」は2018年のブラックアウト以降・北海道在住者の停電対策の必需品として急速に普及しています。
「防災専門サイト「防災ベーシック(bousai-base.com)」では・防災用ポータブル電源の選び方とおすすめ10選として詳しい情報をまとめています。
ポータブル電源の選び方:北海道の冬の停電対策に特化した基準
- 容量(Wh)の選び方:
「北海道の冬の停電対策には最低でも1,000Wh(1kWh)以上の容量が必要」。
「スマートフォン充電(約10〜20Wh/回)・LEDランタン(約5〜10W)・小型電気毛布(約50W)・ノートPC(約30〜60W)などを数日間使用するには1,000〜2,000Wh程度の容量が現実的な目安」 - 出力(W)の確認:
「電子レンジ(700〜1,000W)・電気毛布(50〜80W)・電気ケトル(800〜1,200W)など使いたい機器の消費電力以上の出力があるモデルを選ぶ」 - LFP(リン酸鉄リチウム)バッテリー搭載モデルを選ぶ:
「安全性が高い(熱暴走リスクが低い)・サイクル寿命が長い(3,000〜5,000回)・低温環境でも性能が維持されやすい」という点で・北海道の冬の環境に適している - 低温環境への対応:
「北海道の厳冬期は室温が低下するため低温時の放電性能が優れたモデルを選ぶ」。
「室温0〜10℃程度でも正常に動作するモデルかどうかをスペックで確認する」 - 充電方法の多様性:
「AC電源(家庭用コンセント)・ソーラーパネル(太陽光)・DC入力(車のシガーソケット)」の複数充電方式に対応したモデルを選ぶ。
「停電中でもソーラーパネルで充電できる(晴天時)という利点がある」
北海道の停電対策向けポータブル電源の容量別活用イメージ
- 500〜700Wh程度(コンパクトモデル):
スマートフォン10〜20回充電・LEDランタン50〜100時間点灯・短時間の電気毛布使用が目安
一人暮らし・短時間停電への備えに適している - 1,000〜1,500Wh程度(標準モデル):
スマートフォン充電20〜30回・LEDランタン100時間以上・ノートPC10〜20時間・電気毛布24〜48時間が目安。
2〜4人家族の1〜2日間の停電対策として最も現実的な選択肢 - 2,000Wh以上(大容量モデル):
医療機器(酸素濃縮器・CPAP等)の長時間稼働・セントラルヒーティングの循環ポンプの一時的な稼働も視野に入る
長期停電・家族に医療機器使用者がいる場合に特に推奨
モバイルバッテリー:スマートフォン充電の必需品
ポータブル電源より小型・安価なモバイルバッテリーはスマートフォン・タブレットの充電に特化した停電時の必需品です。
容量20,000mAh以上のモバイルバッテリーを家族人数分+予備として備蓄することが北海道の停電対策の基本です
防災ベーシック(bousai-base.com)では・防災用モバイルバッテリーの選び方とおすすめ10選として詳しい情報をまとめています。
乾電池の備蓄
停電時の懐中電灯・ラジオ・携帯用ランタンに必要な乾電池の備蓄はポータブル電源・モバイルバッテリーが普及した現代でも変わらない基本的な停電対策です。
単1〜単4のアルカリ乾電池を・各サイズ10〜20本程度備蓄することが推奨されています。
10年保存が可能な長期保存型乾電池も販売されており防災備蓄に最適です(防災ベーシック:bousai-base.com)。
照明の備え
- LEDランタン:
停電時の室内照明としてLEDランタンを家族の生活スペース数分備える
乾電池式・USB充電式の2種類を揃えておくと安心 - ヘッドライト:
両手が使えるヘッドライト(ヘッドランプ)は暗闇での作業・移動に必須
防災ベーシック(bousai-base.com)では防災用ヘッドライトの選び方とおすすめも解説している - 懐中電灯:
玄関・寝室・台所など各部屋に1本ずつ配置しておくと停電直後の暗闇での慌てを防げる
北海道の停電対策:水・食料・生活用品の備蓄
停電時の生活を支える水・食料・生活用品の備蓄は暖房確保と並んで北海道の停電対策の最重要課題のひとつです。
飲料水の備蓄
停電時は断水が同時発生するケースがあるという点を念頭に飲料水の備蓄が必要です。
1人あたり1日3リットル・家族4人で1週間分なら84リットル(2Lペットボトル42本)という備蓄が防災専門家の推奨水準です。
5〜10年保存が可能な長期保存水をローリングストックで維持することが実践的な方法です。
ローリングストックの具体的なやり方については防災ベーシック(bousai-base.com)のローリングストック完全ガイドが参考になります。
食料の備蓄
停電時は調理手段も制限されるため調理なしまたは簡単な調理で食べられる非常食の備蓄が重要です。
- アルファ米・フリーズドライ食品:
お湯または水を注ぐだけで食べられる保存期間5〜7年の非常食
対流式石油ストーブの天板でお湯を沸かせば・アルファ米も温かく食べられる - 缶詰・レトルト食品:
常温で食べられる缶詰(魚缶・肉缶・果物缶)・レトルト食品を家族の1週間分備蓄する - 北海道特有の備蓄の考え方:
北海道の冬の停電時は屋外がマイナス10℃以下のため屋外(玄関外・車のトランク等)が天然の冷蔵庫として機能する
冷蔵庫の食品は・停電から数時間以内に屋外の寒い場所に移動させることで保存できる(凍結に注意) - カセットガスコンロ:
停電中の調理手段として・カセットガスコンロを備えておく
防災ベーシック(bousai-base.com)では防災用カセットコンロのおすすめ12選として詳細を解説している
灯油の備蓄
北海道の停電対策において・灯油の十分な備蓄は暖房確保と直結する最重要備蓄のひとつです。
灯油タンク(ポリタンク18L)を最低2本(36L)・できれば4〜6本(72〜108L)常時備蓄しておくことが推奨されます。
停電・暴風雪の際はガソリンスタンドも閉店、長蛇の列になるため事前に十分な灯油を手元に確保しておくことが生命線です。
灯油は保管温度・密閉状態によって変質するため使用期限(一般的に購入後1シーズン)に注意することも重要です。
北海道の停電対策:水道管凍結の防止
北海道の冬の停電で見落とされがちだが非常に重要な問題が水道管の凍結です。
北海道では水道管・排水管の凍結防止のために電気ヒーター(凍結防止ヒーター)が使われている住宅が多いという事実があります。
停電によって凍結防止ヒーターが止まると水道管が凍結・破裂するリスクが急上昇するという問題があります。
停電時の水道管凍結防止策
- 水抜き操作:
長時間の停電が予想される場合・水道の元栓を閉め・蛇口を開いて管内の水を抜く「水抜き操作」を行う
「水が管内に残っていなければ凍結しない」という原理を利用した対策 - ポータブル電源で凍結防止ヒーターを維持:
十分な容量のポータブル電源があれば凍結防止ヒーター(消費電力30〜100W程度)を一定時間動かし続けられる - 保温材の事前設置:
露出している水道管・給湯管に保温テープ・保温カバーを事前に設置することで凍結リスクを低減できる
北海道の停電対策:情報収集の手段
「停電中に正確な情報を入手し続けることは適切な避難判断・生活継続の判断に欠かせない」という点で情報収集手段の確保も重要な停電対策です。
- 防災ラジオ(乾電池式・手回し式):
停電中でも乾電池または手回し充電で動く防災ラジオはNHKの緊急災害情報を入手できる最も信頼性の高い情報源
ワンセグ対応の防災ラジオならテレビ放送も視聴できる - スマートフォンの充電維持:
モバイルバッテリー・ポータブル電源でスマートフォンの充電を維持する
停電時はスマートフォンの画面輝度を下げ・不要な通信・アプリを終了して節電する - 防災アプリの事前インストール:
「NHKニュース・防災」「Yahoo!防災速報」「Safety tips」などの防災アプリを事前にインストールし通知設定をオンにしておく
防災ベーシック(bousai-base.com)では防災アプリのおすすめ12選を詳しく解説している - 近隣・地域コミュニティとの連携:
停電中は「近所の人と声をかけ合うというアナログな情報共有が命綱になることがある
特に一人暮らしの高齢者への声かけ・安否確認は地域全体の停電対策として重要
北海道の停電対策:太陽光発電+蓄電池システム
より根本的な停電対策として・太陽光発電システム+家庭用蓄電池の導入を検討している北海道在住者が増えています。
北海道での太陽光発電の有効性
「北海道は雪が多いから太陽光発電は効果がない」というのは誤解です。「北海道は夏の日照時間が長く冬でも晴天日の太陽光発電量は本州と遜色ない」という実態があります。
「雪の積もった太陽光パネルは発電量がゼロになるが北海道の乾燥したパウダースノーは風で飛びやすく晴天時には雪が解けてパネルが露出する」ことも多いです。
家庭用蓄電池の選び方:北海道特有の基準
「北海道で家庭用蓄電池を選ぶ際は「全負荷型」を選ぶことが非常に重要」です。
「特定負荷型の蓄電池は・停電時にあらかじめ指定した回路(一部のコンセント)しか使えない」ため「灯油ボイラー・セントラルヒーティングシステムへの電力供給ができない場合がある」という北海道固有の問題があります。
全負荷型の蓄電池であれば停電中も家中すべてのコンセントで電力を使え灯油ボイラーの稼働も継続できるため北海道の冬の停電対策に全負荷型蓄電池が強く推奨されるという専門家の意見があります。
北海道の停電対策:世帯・住宅タイプ別のポイント
住宅タイプ・家族構成によって優先すべき停電対策が異なるため状況別のポイントを解説します。
一戸建て住宅の場合
- 「対流式石油ストーブ・カセットガスストーブを必ず備える」
- 「灯油を十分に備蓄する(36〜108L)」
- 「ポータブル電源(1,000Wh以上)を備える」
- 「水道管凍結防止の水抜き操作を家族全員が理解・実行できるようにしておく」
- 「太陽光発電+全負荷型蓄電池の導入を中長期的に検討する」
マンション・アパートの場合
- 「FF式石油ストーブが設置できない物件が多いため電源不要の対流式石油ストーブ・カセットガスストーブが最も現実的な暖房バックアップ」
- 「マンションの廊下・共用部での石油ストーブ使用は禁止されている場合が多い」ため管理規約を事前確認する
- 「ポータブル電源・モバイルバッテリー・乾電池の備蓄を重点的に行う」
- 「高層マンションでは停電時にエレベーターが使えないため重い荷物の事前備蓄・非常用持ち出し袋を各フロアに分散配置する」
高齢者・介護が必要な家族がいる場合
- 「医療機器(酸素濃縮器・CPAP・ネブライザー等)の消費電力を確認し対応できる容量のポータブル電源(2,000Wh以上)を備える」
- 「低体温症リスクが高いため体温維持グッズ(電気毛布・毛布・カイロ)を特に多めに備える」
- 「停電時の移動・避難サポート体制を家族・近隣で事前に確認しておく」
停電発生時の正しい行動:時系列チェックリスト
「停電が発生した際に・慌てず正しい行動を取るための時系列チェックリスト」をまとめます。
「防災ベーシック(bousai-base.com)では停電復旧後にやること、停電長期化への備えについても詳しく解説しています。
停電直後(0〜30分)
- 「懐中電灯・LEDランタンを取り出し室内の安全を確認する」
- 「ブレーカー・電気系統を確認する(ブレーカーが落ちていれば復旧する)」
- 「ガス・水道の異常がないかを確認する」
- 「スマートフォンで地震情報・停電情報を確認する(北海道電力・気象庁・NHK等)」
- 「ポータブル電源・モバイルバッテリーを取り出しスマートフォンの充電を開始する」
停電から1〜3時間
- 「冬季は電源不要の暖房器具(対流式石油ストーブ・カセットガスストーブ)を準備・点火する」
- 「換気を確保しながら暖房器具を使用する(一酸化炭素中毒予防)」
- 「冷蔵庫の扉をなるべく開けないようにする(冷気を保つ)」
- 「冬季は冷蔵庫内の食品を屋外の寒冷な場所に移動させることを検討する」
- 「防災ラジオで最新情報を入手し続ける」
停電から3時間以上(長期化の可能性)
- 「水道管凍結防止のため・水抜き操作を行う(冬季)」
- 「灯油の残量を確認し不足の場合は早めに調達を試みる」
- 「家族・近隣の安否確認を行う」
- 「必要に応じて地域の避難所への避難を検討する(特に高齢者・乳幼児・医療機器使用者)」
- 「非常食・飲料水の備蓄を確認し計画的な使用を開始する」
北海道在住30年の私が語る:ブラックアウトの体験と教訓
2018年9月6日の北海道ブラックアウトを実際に体験した筆者の話をお伝えします。
地震直後、私と妻のスマートフォンから大音量のアラームが流れてきた状況は今でも鮮明に覚えています。
私はスマートフォンの明かりを頼りに急いで準備をしてセイコーマートへと向かいました。そこで残っていたジャスミン茶2Lとスティックパンを購入したのを覚えています。
この時は慌てて購入していましたが、家の中に備蓄は十分でした。また、ワンセグのタブレットも所持していたため、(電波は悪く番組は2つしか入ってなかった)情報の取得も用意でした。
また、ポータブル電源を所持していたため、スマートフォンとノートパソコンを充電してパソコンで映画を見ていたのを覚えています。
私たちは余裕があったのですが、妻の友だちが電気もガスも使えず、困っているとのことだったので迎えに行ったのを覚えています。信号も使えていなかったので緊張しながら運転しました。
当時はマンションで集合プロパンガスだったのでガスが使えたのですが、勝手にガスは使えないと思い込んでおり、親に電話するまでガス無しで生活してたのは今思い返すと恥ずかしいばかりです。
教訓と対策
それを踏まえてという訳ではありませんが、今はAmazonのセール時期に飲み物を大量に購入するようにしています。ミネラル麦茶は子どもも飲めますし、お出かけの時にも重宝しています。
また、太陽光発電の導入を考えるようになりました。一昔前と違って太陽光発電も安価で性能が良くなっています。子どものことを考えて導入を決めました。
防災バッグもきちんと用意し、ベッドのそばに置いてあります。もう来ないとは思っていますが、年に一度は日本のどこかで大きな地震が起きています。備えがあれば憂いなしです。
北海道の停電対策:備蓄品チェックリスト完全版
「北海道の冬の停電に対応するための・備蓄品チェックリスト」をまとめます。
「「防災ベーシック(bousai-base.com)」の防災リュックの中身リスト・防災グッズ一覧も併せて参考にしてください。
【暖房・体温維持】
- □ 電源不要の対流式石油ストーブ(1台以上)
- □ カセットガスストーブ(1台)
- □ カセットガス(6〜24本)
- □ 灯油(36〜108L・ポリタンク2〜6本)
- □ 着火用ライター・マッチ(複数)
- □ マイナス10℃対応寝袋(家族人数分)
- □ 毛布(家族人数分×2枚)
- □ エマージェンシーシート(家族人数分)
- □ 使い捨てカイロ(30〜50個以上)
- □ 室内用ダウンジャケット(家族人数分)
【電力・照明】
- □ ポータブル電源(1,000Wh以上)
- □ ソーラーパネル(ポータブル電源充電用)
- □ モバイルバッテリー(20,000mAh以上)
- □ 乾電池(単1〜単4・各10〜20本)
- □ LEDランタン(2〜3個)
- □ ヘッドライト(家族人数分)
- □ 懐中電灯(各部屋に1本)
【水・食料】
- □ 飲料水(1人あたり1日3L・最低3日〜1週間分)
- □ アルファ米・フリーズドライ食品(家族3日〜7日分)
- □ 缶詰・レトルト食品(家族3日〜7日分)
- □ カセットガスコンロ(1台)
- □ 現金(数万円・小銭含む)
【情報収集】
- □ 防災ラジオ(乾電池式・手回し式)
- □ スマートフォンへの防災アプリのインストール
【水道管凍結防止】
- □ 水抜き操作の手順を家族全員が理解している
- □ 水道管・給湯管への保温テープ設置済み
よくある質問
Q. 停電に備えて最低限用意しておくべきものは何ですか?
A. 懐中電灯、モバイルバッテリー、カセットガスストーブ、飲料水、非常食が基本的な備えです。
Q. 停電中の暖房はどうすればいいですか?
A. 電気を使わない石油ストーブやカセットガスストーブが有効です。換気を忘れずに行ってください。
Q. 停電はどれくらいの頻度で起こりますか?
A. 大雪や暴風雪の際に発生することがありますが、頻度は年によって異なります。日頃からの備えが大切です。
まとめ:北海道の停電対策は「命を守る最重要防災行動」
北海道の停電対策は「本州の停電対策とは根本的に異なる・命に直結する防災行動」です。
「冬の暖房確保・電力の備え・水・食料の備蓄・情報収集手段の確保・水道管凍結対策」という5つの柱を軸に今すぐ実践できることから始めてください。
「2018年のブラックアウトが証明したように北海道の大規模停電はいつ・どんな形で起きるか予測できない」という現実の前では「備えているかどうかが生死を分ける」という言葉は決して大げさではありません。
「防災ベーシック(bousai-base.com)では停電対策・防災グッズ・非常食など防災全般の詳しい情報が公開されています。ぜひ本記事と合わせてご活用ください。
この記事が「北海道の停電対策の完全ガイド」として家族全員の命を守るための行動につながれば幸いです。
